どうもネムです。
念願のアレースプリントを購入したはいいものの、スペシャライズドのOSBB(通称BB30)では、シマノ ホーローテックⅡ規格のクランクがつけられないという厄介な状態になったので、今回は互換性のあるBBに交換してシマノのクランクを付けてみたいと思います。
アレースプリントにはまっていたBBの正体
今回、アレースプリントの限定モデルということでフレームセットで購入しましたが、当初からBBが付属していました。
BBの名称は、スぺシャ公式サイトによると ”Praxis 6806 bearings ”というものらしいです。BBのベアリング部分がそのまま直接圧入されています。
ググると情報は少しだけ出てきます。
Amazonなどで販売されていないので、日本の市場には出回ってないものみたいです。スぺシャ独自BBなのかな?その辺はよくわかりません┐(´д`)┌
アレースプリントのOSBBを圧出
今回ボクは、BBをシマノ ホローテックⅡ規格のクランクが入るよう変換できるウィッシュボーンに交換します。なので、まずは圧入されているBB( Praxis 6806 bearings )を圧出してあげる必要があります( ˘ω˘ )メンド
Praxis 6806 bearingsをそのままの状態にしてシマノ ホローテックⅡ規格のクランクがつけられる変換アダプターもあるので面倒な方はそちらを検討するものありかと思います。詳しくはご自分でググられてみてください。
話がそれましたが、さっそくPraxis 6806 bearingsを圧出していきます。
圧出に使うのはプレスフィットBB着脱工具です。
ちょいとお値段が張りますが、叩いて圧出するより安心感&今後もオーバーホールで使う可能性があるため思いきって購入しました。(購入後安く買えるセットも販売されてました。。。)
説明書は英語などで意味不明ですが、YouTubeに動画がアップされてるのでそれを見ればほぼ使い方はマスターできます。
BB周りは傷つかないようにマスキングテープで養生します。
プレスフィットBB着脱工具をセット。
これを逆側から通してあげます。
BBが邪魔で入らないときは圧出部分の金具が変形するので、先に入れてあげてBB内で工具を連結します。なんとなく圧出の仕組みが見えてきました。
外側から抑えるための工具を連結。ちょっとカッコいい。
あとは、アーレンキーを回して圧出するだけ。(写真が雑ですみません)
詳細はこちらを見て下さいませ。
英語で何言っているかわかりませんが、工程は見てればなんとなくわかります。
無事、圧出できました。BB周りも傷つかずに済みました!(結構強い力で回したので、マスキングの養生だけでは不安だったのでいらない靴下を挟んで圧出しました。たぶん靴下なかったらフレーム傷ついてましたね。。。)
ウィッシュボーンを圧入
続いて、ウィッシュボーンを圧入していきます。使用するウィッシュボーンの規格はBB3024というものです。これ間違えると入らなくなるので購入の際は要注意です(;^ω^)
※今回はアレスプに合わせてBB3024を購入していますが、購入の際はご自身のフレームにあったウィッシュボーン規格をあらかじめ確認して購入されてください。
グリスをたっぷりと塗ります。
以前、ベアリングが錆びていたことがあったためズボラなボクはグリスたっぷりです。
ウィッシュボーンを圧入します。といっても手で押すだけで簡単に入りました。Praxis 6806 bearingsとは大違い。
あとは、反対側も同じ要領で、グリスアップ⇒圧入 して、BBを締め付けてあげればウィッシュボーンは完成です。
シマノホローテックⅡのクランクを付ける
ここからは、一度クランクをばらしたことがある人なら要領は同じなので、知っている人は飛ばしてください。
ウィッシュボーンとクランクの軸の部分が当たるところに念入りにグリスアップ
クランク側も忘れずにグリスアップ。(若干少なかったのであとから付け足しました。)
カバーもしっかりグリスアップ。←グリス使い過ぎ
脱落防止の爪をしっかり入れてあげてクランクボルトを締めれば完成です。
なぜかボクのアルテクランクには脱落防止の爪がなかったので、以前使っていたクランクから流用しました。今まで落ちなくてよかったぁ(;´Д`)
無事OSBBにシマノホローテックⅡ規格のクランクを付けることができました。
まとめ
かかった時間は、初めてということもあり1時間ほどでした。慣れてくれば30分もかからずにできると思います。
専用工具が必要になってくるという点も考えると、1度だけの交換というのであればプロショップにお願いしてしまった方がお得かもしれません。
ボクは自分でやりたいという我がままを貫き通し、工具から購入しましたが。。。
まあ、一度自分でやってみると仕組みがわかるので余裕がある方はやってみてはいかがでしょうか。
最後に今回使った工具とウィッシュボーンのリンクだけ置いておきたいと思います。
参考までに。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございましたm(__)m